こんにちは。おかやんの沼です。今別町に来た経緯の続きです。前回は就活をやり直し始めたところまでお話ししました。

2019年の8月を迎えた頃、今別町役場から関係人口促進事業の話が学生団体やそのOBたちのもとに来ました。関係人口とはその土地に住んでいる定住人口でも、観光目的で来る交流人口でもない、その間をとった人たちのことです。「今別に住んでいるわけではないけれど、今別のことをよく考えてくれる人」といったところです。

関係人口促進事業の中身としては「大川平のことについて深く考えてくれるなら、行政と共に町の課題解決に協力してくれないか」とのことでした。私が地域おこしに興味を持ったのも、いつの日か大川平に貢献したいという想いがあったからであり、就活を再開した私にとって参加しない理由はありませんでした。その会議の時にいたのが、今別町役場の相内峻さんでした。会議の後に実際に青森で働いている人たちから話を聞いてみようと思いオンラインでお話ししたときに、地域おこし協力隊の制度を知りました。今別町に来てやりたいことが具体的にあるわけではなかったですが、とりあえず和太鼓ドン上がりの私が行けば今後の荒馬の手助けになれる確信はありました。

その一方である程度の社会人経験を積んでから今別に来るか迷いました。しかし当時の私が持っていた内定のカードでは今別にはなかなか貢献できそうにありませんでした。それに一度しかない人生なら、自分の興味のあることはなんでもやってみたいという気持ちから目を背けることはできませんでした。「何かをやりたい!始めたい!」と思ったときに、少しでもそこにつながる行動を起こせなければ、そのことは人生が仮に何回あっても実践できないだろうなと私は思います。

そんなこんなで「行ってみればなんとかなるだろう」という気持ちで、無事に大学も卒業し、ついに2021年5月18日に今別町の大川平に移住しました。